2012年3月23日金曜日

20回生 伊藤弘紀さん


スタッフ (以下、ス) :ではインタビューをはじめさせて頂きます。よろしくお願いします。
伊藤さん (以下、伊) :よろしくお願いします。

:在校当時の思い出をお聞かせ下さい。
伊:テニス部に入っていたのですが、部活の毎日でしたね。学校帰りに同級生と遊びに行くこともなかったですね。ご飯を食べに行ったり、映画を見に行ったりしたかったのですが、部活が忙しくてなかなかできませんでした。ただ、もともとテニスがやりたくて千種高校に入ったので、よかったと思います。中学の先輩に誘われて、テニスができる千種高校への進学を決めました。ただ、テニスはやりたかったのですが、もう少し自由の時間があってもよかったかなと思います()
それと、楽しい思い出といえば学校祭ですね。三年生の夏休みは平和公園で練習をしましたし、二年生のときは展示部門でグランプリをとりました。バイキングをモチーフにした展示でした。朝早くから夜遅くまで準備に追われましたね。見回りにくる用務員さんの目を盗んで準備をしたり・・・昔は「用務人」といって、ある意味敵対視していましたね()




ス:どのように進路、進学先を選ばれたのかお聞かせください。
伊:中学のときから漠然と医者を考えていましたね。仕事の内容を詳しく知っていたわけではありませんが、人を助ける仕事っていいなと良いイメージを抱いていました。高校に入ってからもその気持ちは変わらず、また文系があまり好きではなかったこともあり、医学部に決めました。できれば地元の大学に行きたかったので、名大医学部を志望し、一年浪人して進学しました。

ス:学生生活についてお聞かせください。
伊:医学部は他の学部とキャンパスが違い、また6年制ということもあり、医学部のテニス部に入りました。バイトもしながら、週に2,3回練習していました。他大学の医学部との大会も年に5~6回あり、夏は合宿に行き、とても楽しめました。
また、学生のころは旅行にたくさん行きました。初めての海外旅行は中国でした。中国に詳しい友人と旅行をしましたが、基本的に行きあたりばったりでしたね。今から思うとすごい冒険ですね。カルチャーショックを受けたりしましたが、楽しかったです。この旅行をきっかけに、香港、シンガポール、アメリカなど、海外へ旅行に行くようになりました。

ス:現在の職業についてお聞かせください。
伊:大学を卒業し、研修医の頃は割と色々なことをやらせて頂きました。最初はとても不安で、重症な患者とそうでない患者を見分けるのも大変でした。そのあと、整形外科で経験を積み、今の病院へ来ることになりました。子供の診療をしたり、知的障害や身体的障害を持つ患者さんを診たりするので、それまでとは病気のタイプが違いました。退院する患者さんを送り出す時も、それまで働いていた普通の整形外科のように「骨折が治った」とか、「手術して病気が完治した」というのとは違い、長期にわたって治療、診療を続ける点で、戸惑うことが多かったです。

ス:座右の銘や、普段心がけていることを教えてください。
伊:整形外科は普通、けがの治療が終わったらその患者さんとの付き合いはなくなるものですが、この病院は小児を対象としているので、発達の経過をみていく必要があり、長期の付き合いになります。小児の患者さんや、障害を持った患者さんが成人になったときのことをイメージしながら10~20年を見越した治療をしていかなくてはならないのです。治療には色々な選択肢がありますし、親の考え方も違うので、将来のことも含めた、日頃の親御さんへの説明に特に気を使うようにしています。この病院ならではのことですね。プレッシャーは感じますが、長期にわたってみている子が成人したり、就職したりするときに感じる嬉しさの方が大きいです。

ス:千種高校で学生生活を送って良かったと思うことがあれば教えてください。
伊:千種高校は個性が豊かなところがよかったです。校則が厳しすぎず、先生も気さくで、やりたいことをやらせてくれました。昔は一社駅周辺には何も楽しいものはなく、通学はそれほど楽しくはなかったですが、学校でワイワイとでき、自由でよかったです。

ス:在校生や未来の千種生へのメッセージをお願いします。
伊:先輩たちがつくってきたものはたくさんあると思うので、それを見て、学んでください。そこからは自分たちのアイデア次第です。先輩たちのつくりあげてきたものにまた加えて、色々なことをしてください。せっかくの自由の校風なので、楽しい高校生活を送り、ぜひ将来につなげてください!


千種高校に在学中は、部活動と学校行事で完全燃焼され、また勉強のほうもしっかりとなさり、今は医師としてご活躍されている伊藤さんは“文武両道”に力を入れておられる、まさに千種生の理想の姿なのだと思いました。またお話を伺う中で、「自由な校風」という千種高校の魅力にあらためて気付かされました。私も千種高校で思い切り学校祭に取り組んだ思い出がありますが、そのことを「楽しかった」で終わらせず、しっかりと将来につなげていきたいと思います。
伊藤さん、お忙しい中、貴重なお話を本当にありがとうございました!

46回生 松浦沙也子

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